int(2594149) string(4673) "20230957-1946年1月 蘭領東インドバタビア内クラマット収容所居住のオランダ民間人差出しオーストラリア軍郵便システムを利用してシドニーまで差出便

太平洋戦争開始時に蘭印居住だったオランダ人などの連合国民間人らは日本軍によって収容所に収監されていましたが、バタビアのクラマット収容所(KRAMAT KAMP)は女子収容所となっていました
日本軍の降伏により解放された彼らですが、インドネシアの独立闘争が徐々に激しくなる中でこの収容所はたびたびインドネシア人の襲撃を受けて死傷者が出るに至ります
当時はオランダが主権を取り戻す前の英豪軍の占領下にあり、そのため抑留中のオランダ民間人を保護するための英印軍・豪州軍が派遣されて警護に当たりました

本品はクラマット収容所に抑留中のオランダ人女性が、収容者用検閲封緘ハガキ(台紙)を利用し、警護に当たっていた豪州軍の軍事郵便システムを活用してシドニーの医療品メーカーまで送った通信です
文面内容を要約すると「貴社広告を豪州雑誌にて拝見し、傷病用の製品資料を無料送付いただけるとのことに感謝します。日本の占領中に収容所内で罹患し、たいへん苦しんでいます。どうぞよろしくお願いいたします」といった内容です

終戦後すぐに豪州軍から英文雑誌の支給があったことがわかります
また戦後の送付ではあるものの、捕虜・収容者郵便のように差出人名・宛先を活字体で記入していること・筆記具が鉛筆である点も印象的なアイテムです

豪州切手 SG #208(5 1/2d)単貼
櫛型印 18 JAN 1946

若干のシミ・汚れが認められますが、状態の良い品物です

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